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英国も、日本も、米国も、スタジオにおける音のバランスは、ほぼ同じ音です。それはとても単純な理由によります。プロ のスタジオは、生音に近い音を良しとするからです。生音は世界のどこで聞いても同じです。具体的には、ビートルズの音は、バイタルで聞けばクリアーでシャープな音になります。ローリング・ストーンズの音は、 日本のロックのバランスに近づきます。
それは、ビートルズ、ストーンズなどの英国音楽の本当の意味と真髄が、よりいっそう、明確化されるかもしれないということを、意味することかもしれません。
ここが、国籍ごとの鳴らし分けという考え方が、基本となり、それを応用編に発展させていったのが、第2サイトの店長でした。
鳴らし分けが、基本です。基本は、やはりどこまでも基本ですが、その時のマイクケーブルは?、と、考えると、緻密に、正確に音を出すには?、という疑問がつきまといます。
一度、ワーグナーの、英国版、ワルキューレを入手して、使ってみてください。バイタル+ノイマン、違う世界が見えてくるでしょう。
バランスが本当にぴったり合えば、音楽は、突然のように、恐ろしく生々しいものに変貌するというのは、本当のことです。このことの理由は、謎めいてはいますが、プロスポーツにおける微妙なフォームの差が、結果的には大きなパワーの差になって現れることに、とても似ています。タイミングがぴたりと合うと、すさまじいばかりのパワーが生まれることに、とても似ているのです。 英国音楽には、8412では、タイミングが合わない感じが、どこかに残るのです。これがベルデン8412だけではなく、このバイタルVAM-265を出させていただいている動機になっております。
さらには、英国クラシックなのに、タイミングが合わない感じが残る音楽・・・それがワーグナーでした。その為の、今回の、バイタル+ノイマンです。
⭕おそらく英国版のワーグナーの音楽は全てそうなのでしょう。

これより先は、ノイマン + バイタル VAM-265 混合ケーブルの「お客様の声」とします。
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Aさんのコメントの3通めです。
楽器の音で音が合わせれるかたの登場は、記憶をたどっても、ほとんどありません!!
PRO CABLE 様
いつも大変お世話になっております。
ご返信頂き、また、早速の「名前の〇〇化」、ありがとうございます。
大切な御身ですので、何卒ご自愛くださいませ。
昨日お送りしたメールの例えの部分、 「学校楽器の古いヤマハ(エントリモデル)」まで書かないと正確でなかったです。
入門モデルな上に、初心者が(心ならずも手荒く)扱うし、 メンテナンスもあんまり… というコンディションなので、
倍音成分の減衰が早い、というか、 「リミッターをかけられて、少ない枠内で飽和しているような」、というか。
それに対して、プロ・ユースにも耐えるモデル(Bachでもヤマハでも)だと、 倍音成分まで含めて、伸び伸びと響いてゆくんですよね。
で。
混合ケーブルでDECCAやEMIのオーケストラ編成のクラシックをかけると、
金管楽器(←私が明確に理解出来るのはここなので)の一本一本の音が、
先ほど書いた「プロ用楽器が持つ、倍音成分まで含めた伸びやかさ」を帯びる印象です。
つまり「実際の生の楽器の音」に極めて近づく、という事なのですが、
これが各パート、そしてそこにいる1st, 2nd…という各奏者の楽器で起きているのを
「高精細ゆえに聴き分けられて、理解出来てしまう」というのが、 混合ケーブルの凄みだと感じています。
幻想交響曲は、1stトロンボーンを吹いた事があるので、ミュンシュ&パリ管の4楽章など、「おぉ〜!!」と感じました。
また、PHILIPSのクラシック(後述)も聴いてみたのですが、拙宅の環境では、ノイマン単体よりもリアリティが上がる気がしています。
そして、「Deccaの60〜70年代録音のポップス」、具体的にはトム・ジョーンズやエンゲルベルト・フンパーディンク辺りについても、
「混合ケーブルの方が、少なくともホーンセクションの音は良化している気がするなぁ」と感じております。
ただ、◯◯様を始めとしたプロのエンジニアの皆様と比べると、「音が合っている/合ってない」の判断は
甘々と思いますので、あくまで個人の感想です。
〔クラシック〕
◇DECCA
・VPO&クーベリック: ドボルザーク 交響曲 第7番・第9番
・VPO&ドホナーニ: メンデルスゾーン 交響曲 第2番
◇EMI
・サンクトペテルブルク・フィル&マリス・ヤンソンス: ラフマニノフ 交響曲 第2番
◇PHILIPS
・VPO&プレヴィン: メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」
・VPO&ムーティ: シューマン 交響曲 第1番
〔イージーリスニング〕※楽団名のみ列挙します。
◇PHILIPS
・ポール・モーリア
→こちらも、英Dutton Vocalion再発盤でも有効なようです。
Bさんのコメント:また詳細な試聴レビューをいただきました!
プロケーブル様
届いたバイタル+ノイマン混合ケーブルで、以下の曲を聴いてみました。
いずれもバイタル単体で聴いていたものです。
– マルセル・モイーズの芸術 [EMI]
– デニス・ブレイン/フィルハーモニア管弦楽団/カラヤンによるモーツァルトのホルン協奏曲[EMI]
– クリュイタンス指揮/パリ音楽院管弦楽団によるラヴェルの管弦楽曲 [EMI]
– ミュンシュ指揮/パリ管弦楽団による「幻想交響曲」 [EMI]
– テンシュテット指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラーの「交響曲第9番」[EMI]
– ジョルジュ・プレートル指揮/パリ音楽院管弦楽団メンバーによるプーランクの「AUBADE」[EMI]
– リヒテル(ピアノ)/マタチッチ指揮/モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団によるグリーグとシューマンのピアノ協奏曲[EMI]
– ミシェル・ベロフ(ピアノ)によるドビュッシー名曲集 [EMI]
– サンソン・フランスワ(ピアノ)によるラヴェル:ピアノ曲集 [EMI]
– アルブレヒト・マイヤーによるオーボエ名曲集 [EMI]
– アルバン・ベルク弦楽四重奏団によるブラームスの弦楽四重奏曲 [EMI]
– ガーディナー指揮/オルケストル・レヴォリューショナル・エ・ロマンティークによるベートーヴェンのミサ・ソレムニス[SDG (モンテヴェルディ合唱団の自主レーベル) 録音:BBC]
– クルト・マズア指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲[Deutsche Schallplatten]
– ペーター・レーゼル (Pf)/カール・ズスケ (Vn)、他によるシューベルトのピアノ五重奏曲「鱒」 [Deutsche Schallplatten]
– ベルリン弦楽四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲 [Deutsche Schallplatten]
– アシュケナージ指揮/サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団によるチャイコフスキーの序曲「1812年」[DECCA]
– デュトワ指揮/モントリオール交響楽団によるサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」[DECCA]
– ブロムシュテット指揮/サンフランシスコ交響楽団によるヒンデミットの交響曲「画家マチス」[DECCA]
– ガーディナー指揮/イングリッシュ・バロック・ソロイスツによるヘンデルのオラトリオ《メサイア》[DECCA]
– ウィーン八重奏団によるメンデルスゾーンの八重奏曲 (1972年録音) [DECCA]
– バックハウス(ピアノ)/ギュンター・ヴァント指揮/ウィーン・フィルによるシューマンのピアノ協奏曲(1960年録音) [DECCA]
– アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団によるチャイコフスキーの「白鳥の湖」ハイライト[LONDON]
– ロジェストヴィンスキー指揮/ソヴィエト国立文化省交響楽団によるショスタコーヴィチの交響曲[MELODIA-eurodisc]
– ジンマン指揮/チューリッヒ・トーン・ハレ管弦楽団によるシューマン交響曲全集[Arte Nova Classics, mastering: Abbas Records]
– ジンマン指揮/チューリッヒ・トーン・ハレ管弦楽団によるブラームス交響曲全集[Sony Music, mastering: Abbas Records]
– ネーメ・ヤルヴィ指揮/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団によるプロコフィエフの交響曲第7番[Chandos]
– アダム・フィッシャー指揮/オーストロ・ハンガリアン・ハイドン・オーケストラによるハイドン交響曲全集[Licensed from Nimbus, UK]
– スヴィエルシェヴスキ指揮/グルベンキアン財団管弦楽団によるメユール交響曲全集[Nimbus Records]
– ロイ・グッドマン指揮/スウェーデン放送交響楽団によるベルワルドの交響曲と序曲集[hyperion]
– ガーディナー指揮/ロンドン交響楽団によるシューマンの交響曲第1番・第3番[LSO (ロンドン交響楽団の自主レーベル)]
最初にクリュイタンスのラヴェル(リマスター版ではない国内初出音源)を再生したのですが、
第一印象は「なんだ、ちゃんと録音されているじゃないか」でした。
クリュイタンスの演奏は妙にキラキラした音だと思っていましたが、混合ケーブルだと普通のオーケストラサウンドでした。
EMIのアナログ録音をはじめ、DECCAとDeutsche Schallplattenのアナログ録音も自然なサウンドで再生できています。
デジタル録音についてはバイタル単体のほうが良いものもあるので、バイタル単体と混合ケーブルとで使い分けが必要だと感じています。
英国系と旧共産圏系のレーベルについては、音質がイマイチということでなかなか聴く気になれず、
それらのCDがなかば死蔵品と化していたのですが、混合ケーブルのおかげで楽しく聴けるようになりました。
素晴らしい商品をどうもありがとうございました。
p.s.
商品の紹介ページの「PHILIPSにも合う」という報告を見て、私も混合ケーブルでPHILIPSを聴いてみました。
試聴したのはブリュッヘン指揮/18世紀オーケストラによるベートーヴェンの交響曲と、
コンドラシン指揮/コンセルトヘボウ管弦楽団による交響組曲《シェエラザード》です。
たしかに各楽器の音が聴こえやすくなりました。しかし、残響が減ってしまうのと、音の伸びがなくなってしまう印象です。
当方の環境においては、PHILIPSにはノイマン単体のほうが良いようです。
ノイマン + バイタル VAM-265
混合ケーブル
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録音現場で、ノイマンのマイクを使っている以上、しかも、昔のノイマンには、ノイマンのケーブルが付属していた以上、かなりのノイマンの音が混じっていたようだ!というところに、第2サイトの店長が着目しました。試行錯誤の結論は、ノイマン1:バイタル1・・・、このあたりが、黄金比だったようです。ぜひ一度、フル装備で聞いておられないかたは、お試し下さい。聞いた事が無い音が出てくる筈のところです。 |
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