Belden 8412の3芯バージョンのマイクケーブルが、このBelden 8423です。3芯ですので、アース線が独自にあり、それがコンデンサーマイクを使う際の、ファントム電源を送る時の専用回線になります。
テレファンケンのマイクあたりに、べルデン系は合うと聞いています。
Belden 8412のほうは、2芯ケーブルですので、通常のダイナミックマイクからのバランス転送の標準設計になっております。
belden 8412は、ホット、コールド、アース(シールド)で、同一線材が、アースとシールドを兼ねています。ダイナミックマイクの場合には、ミキサーからファントム電源を送らないですから、それでいいのです。
通常、二芯のケーブルであれば、バランス転送は可能であり、マイクケーブルとしては完璧なのですが、Belden 8423のように、アースとシールドを分けることにより、ファントム電源を全く汚さずに、マイクに電源を供給することが可能になります。
通常の機材同士の結合にも(ラインケーブルとして使う場合にも)、シールドが、ケーブル内のアース線を汚すことがありませんので、場合によっては、ノイズが10分の1になる「可能性」を、持ちます。
このケーブルは、マイクケーブルとしてのポテンシャルを全開させるため、4極-4極の完全結線になります。二本で、16カ所の結線という大変な作業ですが、音のために、妥協しておりません。 なお、Belden 8412のほうは、メス側4極、オス側3極という通常のプロ用バランスケーブルの標準の結線になります。ダイナミックマイクを使われる際は、8412のほうをお選び下さい。
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■スターカッド接続のケーブルについて
モガミ、カナレの主流商品は、スターカッド接続です。これは2芯のケーブル、往年からあるBelden 8412等の、バランス転送の原理をそのまま応用して、磁界の影響を受けにくくして、ノイズを削減するという考え方のケーブルです。それはそれで非常に優秀ですが、アースがきちんと来ている環境であれば、Belden 8412などの2芯、又は8423などの3芯ケーブルのほうが、むしろ周波数特性に優れる可能性は大です。周波数特性のコントロールは、2芯、あるいは3芯のほうがしやすいでしょう。
現にカナレ社の技術者は、2芯のほうが周波数特性に優れていると言っています。4芯の考え方は特に日本で普及したようです。これは標準の電源の、「アースの有無」が大きく影響したのではないかと考えられます。外皮のシールドにきちんとアースが来ていれば、それが磁界の影響をも遮断するのですから、むしろ、それによって、ケーブル内部のアースラインを守ったほうが良いのではないかと、思えます。アースが来ていない環境の多い場所(日本国内ですが)では、磁界の影響を受けにくくするほうに重きを置いたということでしょう。
いづれにしましても、モガミもカナレのその4芯ものこそが、日本の標準の音を作ってきたわけですし、アースが来ている場所でも、ノイズに対しては確かに強いのですから、モガミ、カナレを選ばれるときには、当店が出している4芯ものの世界戦略品を選択されるのが、ベストチョイスです。4芯ものがスタンダードのメーカーの2芯のケーブルというのは、特性が変化していて、かえって使いにくいことになります。
■Belden社の歴史と8412、そして、Belden8423の存在
Belden社の歴史については、1900年頃、つまりウェスタンエレクトリック社がスタートした時期と、ほぼ同時期か、それより少し遅れて始まっています。ベルデン 8412がいつ頃から存在していたのかを、米国Belden社に問い合わせをしたことがありました。その返答は、「8412がいつ頃からあったのか、我々も知らないほど、それほど古くから存在している。」という返答でした。ある米国のエンジニアのかたは、Belden 8412は、あまりにも長く米国のスタンダードだったので、他のケーブルを使うときには、それなりに考慮しなくてはならないと証言されています。Belden8412と並行して同じ時代からBelden8423は存在していたものと思われます。あまりにも長くBelden8412、Belden8423が米国のスタンダードだったということは、放送局から流れてくる音すら、ハリウッド映画の音すら、Belden 8412、Belden8423的な音であることを意味しています。それがBelden 8412、及び、Belden8423の正体です。だからといってそれが一番良いかどうかは別ですが、Belden 8412、そして、Belden8423こそが、最良の一品であることは確かです。
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これより先は「お客様の声」とします。
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Aさんのコメント: 期待以上の効果!!
プロケーブル様
先日ベルデンのケーブルを購入しました◯◯です。
迅速な発送・大変ありがとうございました。
期待してはおりましたが、やはりそれ以上でした。
当方はレコーディング用のマイクケーブルとして購入しましたが、
AKGのC414(XL?)に、8423を通したところ、物凄い変化がありました。
具体的には、エレキをひとまずアンプではなく目の前で生で鳴らしてみたところ、
音を止めた時に背面のアーム用のスプリングが「シャーン・・・」となる残響音までが
きれいに聴こえ、ギターを弾いているというよりはむしろギターの内部にいるような
不思議な感覚でした。
何も鳴らしていないときは、ヘッドホンの覆いが取れたかのようなクリアさで環境音が
聞こえます。
これからはケーブル類はもう迷わずこちらで購入しようかと思います。ありがとうございました。
◯◯
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Bさんのコメント: 同じベルデンでもここまで違うか!!
PRO CABLE 様
いつもお世話になります。○○です。
先日、ケーブルの方到着しまして、マイクの方のみしか試せていないのですが。
ボーカル録音で難儀していた音のこもりが見事に解消されて驚きました。
楽器屋で購入したbelden1192aからの差し替えだったので、あまり期待はしていなかったのですが、マイクを変えたに近いほどの音の変化を感じました。
非常に良い商品に安価で出会えて感謝しております。
ありがとうございました。
プロケーブル注:)べルデン1192aというマイクケーブルは、モガミやカナレの四芯もののマイクケーブルを、最近の落ちぶれたべルデン社が真似をしたものです。それでは往年の名ケーブル中の名ケーブルである8423には、とてもかなう筈がありません。昔の技術者のほうが圧倒的に優れていたのですから、これは無理もありません。
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Cさんのコメント: 重鉄タップ六個口と8423マイクケーブルの効果!
プロケーブル 通販 ご担当殿
先日、電源タップとマイクケーブルなどを注文した〇〇です。
無事に荷物が到着しました。
毎度のことながら、びっくりさせられます。
今回はマイクプリアンプとデジタルI/O、スタジオ用エフェクタ
などの電源を分岐しているタップを〇ァー〇〇から変更しました。
比べなくてもすぐに効果がわかります。音がフラットです。
アコースティックの高音域やリバーブ音がクリアになり、ベース
音の濁りが消えました。すばらしい。
マイクケーブルは、マイクセッティング効果がわかりやすくなり
ましたので、これからじっくりと試してみます。
創作活動の意欲を掻き立ててくれます。 感謝!
べルデン8423・世界最強のべルデン8412の三芯バージョン |
このべルデン8423こそは、あの伝説のマイクケーブル、べルデン8412の三芯バージョンです。 |