AES/EBU
米国ベルデン社のカタログでAES/EBUケーブルを見ますと、トップに大きく取り上げられていてひときわ目立っているのが、このBELDEN べルデン 9180です。
見た目は非常に細いです。
AES/EBU規格というのは、プロ用のバランス転送規格であり、音声専用のデジタル転送の規格になります。
AES/EBUの転送距離は300m以上にも及びます。
映像転送のプロ用規格は、75Ωの同軸ケーブルを使って、BNC端子接続によるものです。これは1506Aや1695Aなど、既に出しているものですが、これを民生用機器
メーカーは、デジタル転送規格の代用としました。つまり、75Ωの同軸ケーブルというのは、元々プロ用の映像転送の規格であったわけです。
単に真似、というよりは流用しただけ・・・、いや、まだ書き足りません。
BNC端子という75Ωの端子の存在している優れた規格を、RCA端子にしてしまって、悪化させています。
そうやって、プロ用映像転送の規格を流用して、デジタル転送の民生用規格である、S/PDIFという規格を作り上げたわけです。作り上げたというと語弊があります。
彼等は何ら規格を制定したわけでもなく、単にはじめからある、高周波転送用の優れた規格である映像転送の規格を流用してデジタル転送規格と規定するという
真似をしただけだったからです。
さて、この本物のAES/EBU、
ケーブルは、ほぼ最強のデジタル音声用のAES/EBUケーブルとして、世界に名高く、あまりにも有名な、米国ベルデン社の9180です。
三百メートルほど這わせても平気なケーブルがこれです。それの1.0メートル、1.5m、2.0mです。
プロ用デジタル転送規格のAES/EBU規格は、バランス転送の規格になります。したがって、XLRプラグを両端に使うわけです。
ホット、コールド、アース、この三本で転送するのが、デジタル音声の本当のプロ規格であったわけです。
同軸ケーブルはノイズに対して確かに強く、非常に長距離に耐える規格ですが、バランス転送は、さらにノイズに対して強くなります。
このあたりが、同じプロ規格といえども、映像と音声の違いなのかもしれません。最も優れたデジタル音声の転送規格は、AES/EBUであることに疑いはありません。
同軸ケーブルによる民生用規格であるS/PDIFも、ケーブルさえ、1506Aなど非常に優れたものを使えば相当なのですが、こちらのAES/EBUケーブルである9180は、
それに勝るとも劣らない性能を発揮します
用途は、主にレコーディングスタジオです。それがこのケーブルを今までは問い合わせに対して出していただけで、販売まではしていなかった理由ですが、
プロのかたがたにも、そろそろ真実を知っていただかなくてはなりません。太いAES/EBUのケーブルなどは、ゴミ箱に、さっさと捨ててください。
それはろくでもない、名ばかりのものです。本物は、このケーブルのように、細く、じつに鋭い情報転送を実現します。
この、押しも押されもしない最高峰のAES/EBUデジタルケーブル、Belden 9180の威力を試してみて下さい。
下の写真はべルデン社のカタログです。実に面白い現象を我々はここに見る事が出来ます。安価な部類に属する9180が、
AES/EBUのページのトップに記載されているという事実です。これは一体全体どういう事でしょう。
9180こそが、必要にして十分だという見解かもしれません。
同時に出しています、テフロンバージョンの高級品のほうの1801Bは、さらなる豪華バージョンです。
今まで使ったかたの意見では、9180も1801Bも、いづれも最高の性能を発揮するとのことでした。
ベルデン9180 AES/EBU 最強デジタルケーブル
|
世界のAES/EBUの代表です。同じくベルデン社のフラッグシップ1801Bと、真っ向から張り合います。 |