■デジタル録音/その欠陥商品と将来性
現代のデジタル録音は、あまりにも「悲惨」な状況にあります。それは、想像を絶するほどの「悲惨」さです。
今では、世界中が、デジタル録音全盛の時代です。
しかし、現代のデジタル録音、特にスタジオでのデジタル録音は、問題が山積みです。
良い悪いを問いかける以前の、低レベルの問題が、山積みなのです。
■一日借りるだけで、50万円かかる、メジャーレコーディングスタジオのデジタル録音
そこに置かれているデジタル録音機器は、著名な世界互換のデジタル録音機器です。これは、かなり以前からあります。なぜかと言いますと、しばし昔は、48トラックや、64トラックのミックスダウンをするには、あまりにもコンピューターのパワーが非力すぎて、デジタル録音は、コンピューターだけでは無理だったのです。コンピューターの非力さを、補助するものが必要だったのです。
そのため、コンピューターのPCIバスに、チップ(補助CPU)の搭載された、PCIボードを組み込み、それに接続する大がかりなデジタル録音システムがあったのです。今もそれはあります。そのシステムを、メジャーレコーディングスタジオは、今も使っています。そのデジタル録音機器こそが、世界互換のデジタル録音機材になってしまっています。
ところが、そのPCIボードを使ったデジタル録音が、大問題であったのです。なぜかと問われれば、回答は簡単です。そのPCIボード、それに接続されるシステムが、IBMやモトローラなど、デジタルの欠落の怖さを知り尽くしているメーカーが関与して製造されたものではないということです。
またしても、あの「呪文」の登場、というわけです。
「デジタル信号には音質劣化がない」
「デジタル信号には音質劣化がない」
「デジタル信号には音質劣化がない」
実は、同じ「呪文」が、世界中で、唱えられているのです。
そして、PCIボードに接続する大がかりなデジタル録音システムの、デジタル録音経路、それが、あまりにも長すぎて、データーの欠落が、そこでも、激しすぎるのです。それがさらに追い打ちをかけて、デジタル録音の品質を下げています。
それでもデジタル録音機器なのですから、CDプレーヤー並みの欠落率で済んでいるものと思われます。前述の著名な世界互換のデジタル録音機器では、全デジタルデーターの60%ほどのデジタル信号が、録音されているとします。
これは、60%なのですから、その場でのプレイバックでは、まずまずの音で鳴ります。
ところが、これがCDにプレスされて、市場に出回ると、途端に「やっかいなこと」になるのです。皆さんが使われているCDプレーヤーは、平均、情報の約50%程度しか再生できませんから、0.5×0.6=0.3、30%の音しか出ないことになってしまいます。さらに、ボロいデジタルケーブル(転送率60%)を使って、DAコンバーターなどが、そこで使われていると、0.3×0.6=0.18、たったの18%です。16ビット、7.9キロヘルツの音しか、皆さんには、聞いてもらえていないことになります。
これでは、間引きされた、スカスカの音になってしまいます。
このことこそが、最近の録音が悪いと言われている、最大の原因です。往年のジャズを例に取ります。デジタルデーターの50%は、CDプレーヤーで、再生できるのです。50%と30%の勝負ですから、悪いデジタル録音だと言われても、それは本当のことです。仕方がありません。
レコーディングエンジニアのかたは、それでも、なんとか、良く聞こえるための努力をされている跡が、そのデジタル録音結果には、見受けられるのです。最近の、はやりの音楽のヒップホップやダンスミュージックでは、コンプレッサーを通常よりきつめにかけて、全ての楽器の音量を上げ、ダイナミックレンジを狭くするように、デジタル録音がされています。
これは、16ビット、44.1キロヘルツに落とした時の音が、とても薄いのだということを、エンジニアのかたがたが本能的に察知されていて、そうされているものだと思われるのです。世界中で同じことが起きていますから、はやりの音楽は、必然的に、平坦な音になります。
しかし、限界はあります。いくら努力しても、やはり、デジタル録音率、60%は、しょせん、60%です。
■PCIボードのデジタル録音機器は「鬼門」であること
PCIボードのデジタル録音機器が「鬼門」であることは、メジャーレコーディングスタジオで使用されているデジタル録音機器に限りません。ことごとく、PCIボードのデジタル録音機器は、ダメです。今や、アップルのG5マシンが存在しているのですから、もはや補助パワーは必要ありません。PCIボードのものは、使ってはなりません。デジタル録音のデーターの量を上げるには、ファイヤーワイヤーケーブルだけによる転送、ウィンドウズの世界でいうところの、IEEE1394ケーブルだけによる転送でのデジタル録音と、その種のデジタル録音機器です。
PCIボードのものがダメとなると、許容できるものの具体例を挙げるなら、プロツールス 002 ラック型、又は、motu 896HDあたりになります。
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プロケーブル注:)時代は一変しまして、今はPCI EXPRESSのボードでレコーディングするのが普通になりました。そして、今のPCI EXPRESSのレコーディング用のボードは、非常に質が高いです。時代の流れは事情を変えてしまいます。PCIボードを当初は否定しておりましたが、現代のPCI EXPRESSのボードは非常に質が高いですので、ここに修正しておきます。 (2013/8/27 )
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ファイヤーワイヤーは、短く、優れたファイヤーワイヤーケーブルが必要です。一般的なデジタル録音機器に付属しているケーブルは、使ってはなりません。音楽を台無しにしてしまう、それはそれは、ひどい品質のものです。付属ケーブルを使ったら最後、40%のデーターしか、デジタル録音はできないと、考えられてください。
どこのファイヤーワイヤーケーブルが一番優れているのか、書いておきます。アップルストアが売っているファイヤーワイヤーです。それの50センチのものです。それを使って下さい。コンピューターメーカーというものは、ケーブル一本に至るまで、全く抜け目がないものだと、思い知ってください。途端に音が、激変して、濃密になります。
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プロケーブル注:)時代がめまぐるしく変化しております。アップルのファイヤーワイヤーを遙かに
超えるものが出てきましたので、公開しておきます。今当店が扱っている、unibrain社というメーカー
のケーブルです。驚くなかれ、このunibrain社の扱っているケーブルは、USBからUSB3.0からファイ
ヤーワイヤー400も800も、すべて、異常に、高品質なものです。
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ファイヤーワイヤーの限界は、4.5mです。4.5mが限界というような規格のケーブルで、2mも使っていてはいけません。4.5m以上だと、コンピューターのエラー訂正機能すら破綻するということですから、2mでも、相当のデーターの欠落があるということです。そのようなケーブルは、極力、短く使って下さい。一番短いものが50センチなのですから、50センチというわけです。配置などは、後の問題です。50センチで接続することを大前提に、配置を考えなくてはなりません。
注:)
75Ωの同軸ケーブル(デジタル・映像ケーブル)の優れたもの、ベルデン1506Aなどは、これとは、全く事情が違います。その限界は500mから700mにも及びます。それほどのものですので、10mくらい引いても、音質劣化はありません。要するに、その規格が何メートルまで保証しているのかが、非常に大事です。アナログケーブルも同様です。品質の良いアナログケーブルのバランス転送は、20mくらい引いても、全く大丈夫です。アナログ信号は、非常にタフです。この意味で、ケーブルは短く使えというのは、全くのデタラメです。ただし、ファイヤーワイヤーのケーブルは、規格が規格(最長4.5m)です。とても非力な規格ですので、50センチが最善です。
さて、前の項目で、エラー訂正の回数の、アップルのOSXマシンと、ウィンドウズマシンとの違い、圧倒的な違いについて、書いています。優れたデジタル録音には、アップルのマシンが必要です。OSは、OSXでなくては、なりません。音楽データーは、最後には、音として空中に放り出されます。空中に放り出されてしまった音と、元データーのデジタル録音信号をエラー訂正することなど不可能なのですから、一発で、どれだけのデーターのデジタル録音ができるかが、勝負になります。
こういう勝負で、ウィンドウズマシンを使えば、負けは見えています。60%録音できるはずのところが、50%になったとします。これはもう話になりません。そんなことならば、録音しないほうが良いくらいです。例えそれが5%の違いであっても、プロのかたには容認できないでしょう。
■デジタルミキサーは、使ってはなりません。
いくら合理的に仕事ができても、デジタル録音に、デジタルミキサーを、使ってはなりません。仕事の合理性よりも、仕事の結果を優先するには、デジタルミキサーは、デジタル録音の「鬼門」です。さらに、30%以上、おそらく35%前後ものデーターが、そこで間引きされて、デジタル録音の音は、さらに格段に、薄くなってしまいます。計算上は、60%×65%=39%のデーターしか、そこには、残りません。
■最善のハードディスク
〇シーの、レイドゼロの、ハードディスクが二つ組み込まれているものが、最善です。一発のディスクのものではいけません。なぜかは、分かりません。レイドゼロ回路は、厳格に作られているのでしょうか。レイドゼロは、速いからでしょうか。そのハードディスクに、アップルストアが売っている、ファイヤーワイヤー800の、50センチで接続されてください。これにて、最善のデジタル録音が、今の段階では、できると思います。
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プロケーブル注:)これも時代が変わりました。〇シーが日本企業に買収されて以後、〇シーよりも
米国製のGLYPHというメーカーのもののほうが、遙かに高性能になりました。〇シーは、故障も多く
なりました。今後は、GLYPHのハードディスクをレコーディングにも、オーディオ用途にも、使って
下さい。
なお、GLYPHの場合には、レイド0でなくとも、通常の2テラのものでも十二分であることも、徐々
に分かってまいりました。
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■デジタル録音はエラー訂正不可能か
デジタル録音は、エラー訂正不可能なのでしょうか。可能であって欲しいものですが、今のところは、それを実現している機器はありません。ですから、最も良いものでも「少々の欠陥はある」と、書きました。
モニターから濃い音が出ているようでなくては、もちろん、良い録音はできません。かといって、濃い音で気持ち良く録音するためにだけ、24ビット96キロヘルツで録音することに意味があるとは思えません。クライアントに良い音を聞かせるために、そのような方法のデジタル録音をしているようでは全くダメです。CDにプレスされた段階で、スカスカのデジタル録音の音であれば、全く意味のないことです。
欠落率は、24ビットでデジタル録音しようが、16ビットでデジタル録音しようが、同じだと考えられます。すなわち、24ビット96キロヘルツ時で、40%欠落していたとしても、デジタルの絶対量が多いですから、音は濃いのです。気持ちよく聞けます。が、最終的に16ビット44.1キロヘルツに落とした暁には、おそらく、同じく40%の欠落になり、音は薄くなってしまいます。
高いビット数でデジタル録音すれば、16ビットに落とした時に、音が良くなるというのは、おそらくデタラメであり、迷信です。論理的に、それはないと思われます。
デジタル録音時には、コンピューターのエラー訂正機能は働いていませんから、一発で、より多くのデジタルが転送できるものばかりで、抜け目なく、フル装備しなくてはなりません。それが、motu 896HDであり、又はプロツールス 002 ラックタイプであり、アップルのG5マシンであり、グリフの、出来たら、レイドゼロのハードディスクであり、アップル純正のファイヤーワイヤーケーブル400、又は、800の50センチです。
■リファレンスによる検証
デジタルの録音が、濃い音で取られているかどうかは、調べられます。G5の、背面のミニステレオプラグからの音声出力、そこは、録音機器を通してプレイバックするより、音は濃いです。それに較べて、録音した音はどうか、それに限りなく近く、デジタル録音がされていれば、よしと判断できます。ここでも優れたステレオミニ-RCAのケーブルで検証しなくてはなりません。アップルは、あくまでも、デジタルのプロです。アナログについては素人です。アップルが売る、その種のアナログケーブルは、まともなものではありませんので、入手しても捨てなくてはならなくなります。
ミニステレオプラグから、RCAプラグ二股の、Belden 88760のケーブルについては、持っていますので、ご入り用でしたら、お申し付けください。今のところ、スタジオで手軽にリファレンスになってくれる音、基準は、そこの音です。ミニプラグ出力だからといって、ただの「おまけ」程度のものだからといって、バカにしてはいけません。その音は、200万円のCDPなど全く問題にもならないどころか、あらゆる録音機器を越えています。録音時の音の検証には、それと較べての、音の濃さを問題にされてください。
なお、濃い音は、よりシャープに、人間の耳には、聞こえます。シャープなほうの音をデジタル量が多いとみなしてください。それこそを、デジタルが濃いか薄いかの、基準にしてください。
アマチュアのかたの場合は、気をつけてください。シャープ過ぎる音は嫌いだということもあるでしょう。しかしそれはセッティングが不足しているだけです。シャープな音を、適度な音に持ち込むことは、セッティングの「基本」です。それが出来なくては、デジタルの音が濃いか薄いかは、全く感知できませんし、機器の善し悪しすら、感知できません。まずは「基本」を身に付けられてください。
■デジタル録音時のエラー訂正の可能性
録音で、どこまでデーターのエラー訂正が可能なのか、それはおそらく録音機材を念入りに仕上げれば可能でしょう。こればかりは、海外のメーカーにも、期待できません。むしろ、ヤマハさんやローランドさんなど、国内のメーカーさんに、録音時のエラー訂正の可能性を探っていただいて、アナログ時代よりも、優れた録音のできる世界互換のデジタル録音機器が、日本発で出現してくることが、理想です。
エラー訂正するには、デジタル録音の場合には、長いデジタルルートを通る前の段階、つまり、マイクアンプ直後で、AD変換したばかりの、新鮮で濃密なデーター、16ビット、44.1キロヘルツのままのデーターを、RAMディスクなどに蓄えておきます。それを、コンピューターが、ディスク扱いするように、仕組みます。そのデーターが、コンピューターのハードディスクにコピーされれば、コンピューターが持つエラー訂正システムは、途端に、働き始めます。
これが、録音行為と同時進行で、コンピューターにエラー訂正させながら、できるものでしょうか。デジタル録音の問題解決は、そのあたりが焦点です。
それをすると、時間差が発生します。ドラムの音を聞きながら、ボーカルの録音をする、ドラムの音は、録音済みの音が、ハードディスクから出てきます。ボーカルの録音は、RAMディスクに蓄えられて、その後、エラー訂正されて、ハードディスクに入ります。時間差を置いてからディスクに入る以上、その時間差を、ソフト的に記憶していて、ドラムのリズム通りの箇所に、ボーカルがコピーつまり、録音されていく必要があります。
これが可能かどうか分かりませんが、コンピューターというのは、ソフト次第で、実に様々なことが出来るのですから、将来的には、可能になりそうに思われます。
パンチイン、パンチアウトの問題もあります。全体がたとえ濃密なデジタルデーターでも、パンチインの箇所だけのデジタルが薄くなってもいけません。パンチインの箇所も、RAMディスクに入り、エラー訂正されて、ハードディスクに入っていかなくてはなりません。他の箇所と同じだけの音の濃密さにならなくてはいけません。
それらの諸問題を、全部解決した機器、そして同時に、今までの代表的な録音ソフト、ロジック、デジタルパフォーマー等、ミュージシャンのかたが使い慣れているものが、そのまま使えること、そういうものこそが、次世代の世界標準のデジタル録音機器になるだろうと、想像します。
これはぜひとも日本発で、出てきて欲しい技術です。
ひと昔前の、ヤマハDX7という画期的なシンセサイザーが良い例です。アナログ機器では世界のレベルには勝てなくても、デジタル機器ならば、日本が先行し得るという、良い例です。
■最後に
オーディオのかたには、読みにくい記述になってしまったかもしれません。
少々の専門分野であること、また、誰の目にも見えてはいない、デジタルの動きを追いかけていること、未知の部分が多いこと等も、その原因と思います。
しかし、我々は、音から、およそのことは、判断できるのです。
60%だの、50%だのと、書きました。そのパーセンテージの割り出しは、デジタルが、目に見えないものであり、計測も出来ないものである以上、正確に割り出すことが困難です。その基準は、BSデジタル放送の、48キロへルツと32キロヘルツの音の違いを、およその基準にしました。それとてデジタルが欠落しているのでしょうから、あまりあてにはできません。そういうわけで、およそです。
そのBSの、48キロヘルツと32キロヘルツの差は、違うようで、さほど違わないのです。少なくとも「激変」というほどの違いではありません。ということは、ここでの記述は、少々甘めに、数字を記述しているのだということを、追記しておきます。60%と記述しているところは、実は本当は、45%程度なのかもしれません。ここでは、音が「激変」することばかり、書き連ねているからです。実はこれは「事実」以上の大袈裟な表現に、決してならないよう、配慮してのことです。結果として、10%から15%ほど、本当の悲惨さよりは、上乗せして書いているのかもしれません。
「それほど音が薄ければ、音楽にはならないだろう。」と、思われますでしょうか、いや、それでも音楽は聞けるのです。16ビット、44.1キロヘルツの真の姿は、信じられないほど濃密であるからです。
プロのレコーディングエンジニアのかたは、役立つのであれば、参考にされてください。日本の録音を、少しでも良いものにしていただきたく願っております。
「音」から換算しますと、甘めのパーセンテージではありますが、メジャーレコーディングスタジオの、60%のデジタル録音の情報量ではなく、今の段階でも、80%から85%ほどのデジタル録音の情報量までは、録音可能になります。85%くらいが、現段階では、限界点でしょう。
G5の背面から出ているミニステレオプラグから取り出した音で、既製の優れた録音のCD、ライブ録音の、一発録りが望ましいですが、それをiTUNEで再生した音、それで、16ビット、44.1キロヘルツの、90%近い音でしょう。デジタル録音機材が、それを越えることは、今のところ出来ないでしょう。その音に近づくように機器を選ばれてデジタル録音されれば、機器の選択に、間違いは起きません。
その85%なり、90%なりの音を知るだけで、CDプレーヤーも含めて、デジタル機器というものが、世界にはびこる、あの「呪文」の結果として出来上がってしまった、どうしようもなく程度の低い、使い物にならないレベルのものでしかないことくらい、誰にでも分かる簡単なことです。
■追記致します。
○○○本社の技術部門のかたに直接、デジタル録音時にデジタルの欠落しない完璧な録音機材の開発を、理由をきちんと説明させていただいたうえで、依頼しました。それは世界互換になるはずのもの、それほどのものになりますので、○○○さんは動いてくれるものと思います。
今それができるのは、世界広しといえども○○○さんだけでしょう。米国IBMかモトローラの協力があれば、それこそ金字塔とも言えるデジタル録音機材になります。一年か二年後には、一点の曇りもない完璧なデジタル録音が可能になる機材が登場し、録音の諸問題が、全て解決される時代を迎えことになるかもしれません。
実現すれば、かつてのアナログ時代を遙かに凌駕するほどの、それほどの高音質が、当たり前の時代を迎えます。本当の意味での「進化」が、ついに、やってきます。ぜひとも○○○さんには、一切の妥協なしで開発していただけるよう、期待しています。
しかし万が一、○○○さんが何も行動を起こさなかった場合・・・、
これが一番、プロのかたがたが困ることになりますが、その場合、いったい、他社が行動できるでしょうか。
それとも、
「今まで何をしておったのだ!」
と言われるのは嫌ですから、どのメーカーも行動を起こさず、このまま、今までの「愚行」を隠しおおそうとするのでしょうか。
時代はデジタルチャンネルディバイダー、デジタルアンプ全盛の時代にさしかかっています。デジタル機器のほうが、アナログ機器よりも、圧倒的に製造コストが安い、つまり多大な利益が取れるのです。エラー訂正機能搭載の機材を出すことイコール、それらのデジタル機器全てが、ことごとく、「欠陥品」であったことを、表面化させてしまうことです。
いまさら、それらのデジタル録音機材が、全部ことごとく、ボロい最低のものであったことが表面化するのは、メーカーは最も嫌うはずです。担当役員が決済するはずのないことです。しょせんその種のことは、その部門の担当役員、たった一人の思惑で決まってしまいます。
そうなれば、音楽に、いや「音」に、未来はなくなります。
音楽製作現場のプロフェッショナルのかたがたは、しかし、それで済むような問題ではありません。録音現場は、この先困り果ててしまいます。プロのかたがたは、メーカーさんに、改善の要求を出し続けられてください。きっとデジタル録音の未来は、何らかの形で、開けていくことと思います。
■特記事項
左側のお客様の声の欄の、Bさんのコメント、筋金入りのプロフェッショナルエンジニアのかたの記述の中の、「ピントが合わない」「音のずれかた」というような表現には、特に注目してください。実は、音には焦点があります。レンズの持っているような焦点です。近眼のかたがメガネをかけると、解像度は飛躍的に上がります。かといって、度の強すぎるメガネをかけると、クラクラして我慢できません。一眼レフのレンズの焦点合わせのように考えてもいいです。
ピントを合わせなければ、その画像は(音は)、むちゃくちゃです。
音は、意図的に、焦点を合わせる作業が必要です。
これについては、「音の焦点(基本中の基本)」として、いずれこのコーナーに記述します。(その後、記述しました。)
この「基本中の基本」を無視しているところからこそ、百万円のケーブルを持ってきてでも、良い音を出したいということになってまうわけで、行動が「あてずっぽう」になってしまいます。これがオーディオというものが、今まで皆さんを苦しめてきた最大の原因の一つでもあります。音の焦点の存在さえ知っていれば、百万円のケーブルなんぞに誤魔化されることなど、あり得ません。オーディオのピント合わせは、いたって簡単な作業で済みます。
しかし、録音作業は、そういうわけにはいきません。演奏者がいて、その生演奏の音でピントをまず合わせていきますから、マスターの音が、自動的にピントが合う必要性があります。これが合わないと、非常に困ったことになってしまいます。それがBさんの言われる、デジタル録音時の「音のずれ」です。それが録音現場では、大問題になってしまうということです。
勿論Bさんは、プロの中のプロですから、それの回避方法さえ、いくらでも知ってみえると思います。
オーディオの場合は、録音と違って、とても簡単なことで全く問題ありません。
これが映像の場合には、テレビなどはレンズや音などと違って焦点は常に合っていますから、良い電源や良いケーブルを持ってくれば、即座に良い映像になります。困ることは何もありません。音より遙かに単純であるわけです。
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これより先は、「お客様の声」とします。
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Aさんのコメント: アナログVHSテープに入っていた驚くべき情報量!
プロケーブル様
○○です。度々失礼します。
#ボーナス時期を迎えたら、音の焦点調整にとりかかるべく、
AEケーブル等発注させていただきます。
先日ちょっとした実験をし、面白い体験をしたので
メールさせていただきます。
声優の椎名へきるさんの’97年武道館コンサートのVHSビデオテープがあります。
iPodやオーディオで音楽のみを聞くために、Macに取り込んでみました。
これをデジタル・リマスタリングというのかは不明ですが・・・(素人なもので)
出てきた音に驚きました。
ボーカルのリアルさ、各楽器の定位、客席のざわめきや拍手、その残響音が
とてもはっきりと、リアルに聞こえてきました。
それも、CDからリッピングしたのと同様のシャープさです。
焦点調整がまだですから、ややシャープすぎるのですが、
これも計算が合います。
VHSテープに、驚くほどの音楽情報が含まれていました。
それも、ハイレゾなどと無縁のCDレベルのサンプリングレートでこの結果です。
もう少し先になりそうですが、音の焦点調整が楽しみになってきました。
これも御社の製品確かさなのかと思います。
では、ご報告まで。
プロケーブル注:)これはリマスタリングではなく、マスタリング作業に匹敵するのでしょうか。
録音の理想は、アナログで最後まで攻めていって、最後に、一発で、16ビットの44.1キロヘルツ
に落とす事だと思います。
今のレコーディングのように、パソコンの中のデジタルをデジタルイコライザーばかりかけて、
あれこれいじるべきではありません。
それが理由で、往年のジャズ、マスターテープから、一発でデジタルに落とした音質が、やたらと
いいのです。
このかたの体験は、まさにそれの再現です。VHSテープへは、アナログでダビングされていたと
思うのですが、アナログは、音がもやつくことはあれども、情報量は減りません。
もう、こういう贅沢な音作りというのは、今や不可能になってしまいました。アナログのスタジオ
など、世界広しといえども、一つもないでしょう。
しかし、我々は、往年のジャズやクラシックの生音一発録りの、マスターテープから一発でデジタル
に落としたCDがいかに高音質かを、知っています。
まだまだ、アナログの恩恵を受ける事が出来る時代に生きているのです。
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Aさん再登場!: VHSテープは購入したVHSだった!!
プロケーブル様
○○です。
良い音源を手に入れることができたうえ、
掲載までして頂けたこと、とても嬉しく思います。
ありがとうございました。
少し補足させていただきます。
このVHSテープはダビング物ではなく、実際に購入した製品です。
iPodケーブルを出力ではなく入力に使うという、逆転の発想をしたものです。
このケーブルによって、音声信号を確実に取り込めたのだと感じています。
Mac, AMEを介して、ほぼ特性の揃ったケーブル同士で録音・再生しているわけです。
また、このテープ一本きりの作業なので、敢えてGarageBandは購入せず、
AppStoreで見つけたフリーウェアで済ませました。
このソフトは、料金追加しないと192kHz以上のサンプリングレートは設定できません。
が、プロケーブル様のお言葉どおり、敢えてCDレベルで録音した次第です。
全く問題ありませんでした。むしろ大満足の音質です。
というか、これ以上レートを上げるとデータが大きくなりすぎ、
何百枚というCDをHDDにリッピングするには現実的ではなくなると思います。
CD一枚高々0.7GB。1000枚のCDを取り込んでも1TBのHDDに収まります。
このことは、よほどの大量の音源でない限り、
HDDを何台も増設する必要はない、ということも示していると思います。
万一のためのバックアップもとりやすいというものです。
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デジタル録音/その欠陥と将来性 |
デジタル録音には問題があり過ぎます。録音機材がまず第一にボロ過ぎます。デジタル録音には慎重に取り組まないといけません。 |
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