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- 超一流品と二流品の決定的な違い-


私は単に本当のことを書いているだけですので、当たり前の事を書いているという自覚しかありません。
しかし、ご覧になられたオーディオのかたがたが非常に驚かれてしまうことも、時としてあるようです。

実は、超一流品と二流品の善し悪しの見分けは非常に困難で、一般オーディオレベルの機材が混じっているだけで、見分けることができくなってしまいます。

スピーカーも超一級のものであり、さらに電源も超一級のものであり、さらに音源も超一級のものであって、はじめてそれは明瞭になることであって、それまでは迷いやすいことと想像します。

ケーブル類にも、いっさい手を抜けません。プラグ一個にすら手を抜けません。それは、完璧さを要求してしまえば、あまりにも高度なことになってしまい、こめかみを万力で締め付けられるほどの緊張と痛みを強いられるほどのことと、お考えください。

したがって、二流品に惑わされてしまうという危険は、常に秘められています。

ボロい民生用機材の場合には、問題外です。ボロいものでは、そのような微妙な間違いは起き得ません。その代わり、泥沼に陥るという、最悪の現象を見せます。私の言う二流品というのはボロいものではないです。ある程度は、良い機材のことです。

その差、超一流品と二流品の差は、ずっと後になって初めて分かることなのでしょうか。

二流品レベルのものは、ある程度良いものではありますが、超一流品とは異次元です。プロのかたでしたら、どなたも一人残らず、そういうメーカーのもので痛い目に合ってきてみえますから、二流品であるということは、分かってみえます。

ただ、それにも関わらず、それはアマチュアミュージシャン用として製造されているものですので、オーディオマニア向けのバカ高い、民生用のボロいアンプよりは、数段そのほうが良いことは、確かなことです。このことが、二流品に惑わされてしまう決定的な要因です。

実際問題、thomann S-75(32300円の超一流のパワーアンプ)が、本当に底なしに優秀なものであることが理解できるのは、二流品に惑わされる状態が続けば、10年後かもしれません。または、永遠にその時は、来ないかもしれません。

ほんの少し間違うだけで、全体が入れ変わって、みえてしまうのです。

 

■出てきた音の善し悪し、イコール、本当の機材の善し悪しではありません。

具体的には、高性能な「高能率スピーカー」の、38センチウーファーものを鳴らせば、その違いは歴然としています(100dB近くの高能率スピーカーであることは、絶対条件です。いくら150万円のスピーカーでも、能率が93dBというようなだらしのないものではだめです)。
しかし、しょせん音の事です。大した問題ではありません。38センチウーファーを使う必要のないかたもおられますから、それはそれで「趣味」のことです。それは単なる「遊び」なのですから、あっていいことです。

小型スピーカーの場合には低音が不足しがちですから、また、ウーファー部が、中音も同時に受け持っていますから、thomann S-75的な、超越したフラットよりも、ドンシャリが多少混じっているもののほうが良く聞こえることがあります。スピーカーさえ小型ものなら、そのほうがいい場合もあるのです。

本当に超一流メーカーなのかどうか、本当に底なしの超一流品なのかどうか、プロのかたに聞かれれば、それが一番いいのですが・・・、それもなかなか機会も少なく、困難と想像します。

このあたりで、本当の超一流品の定義を、はっきり記述します。

難しいことではありません。ほんの少しの定義で十分です。

 

■「WEのフィールドスピーカーを、200ボルトから引かれた電源時に、WEのアンプ以上に良く鳴らせるアンプ、生ライブ以上の、生音が出てくるアンプです。」

■「アルテックA7を、アルテックA5、アルテック612Aを、200ボルトから引かれた電源時に、WEのアンプ以上に良く鳴らせる、生ライブ以上の、生音が出てくるアンプです。」

■タンノイのモニターレッド、モニターゴールドという38センチ口径、同軸ユニットの入った、GRF、又はオートグラフも、全く同様の現象を見せます。1940年代のJBLのハーツフィールドなども同様でしょう。

以上、単にそれだけのことです。

ただし、そのようなアンプの製造は、よほどに高度な技術力がなければ、無理だということです。

 

生ライブ以上の生音である理由は、生ライブといえども、マイク、そしてマイクケーブルからPA機材を通しており、電源の問題やケーブルの問題、セッティング上の問題、マイクの選択や角度、PAスピーカーの品質など、必ず問題を抱えていますから、結果、生ライブが、よくセッティングされたスタジオの音、又は良くセッティングされたオーディオの音に、例えそれがCD音源であれ、負けてしまうということです。

その種のアンプが、thomann S-75であり、thomann S-150であると、断言しているわけです。

それらは事実、アルテックを使われているかたがたが、又はWEのフィールドスピーカーを使われているかたがたが、その能力の高さに驚嘆される、まさしくそういうレベルのものであるという事に他なりません。

詳しくは、thomann S-75の、お客様のコメント欄等を、ご参考ください。その種のレベルのかたやプロのかたも、その中には、かなり混じっておられます。

 

■超一流品と二流品の違いは、アンプに限ったことではありません。

その他全て、ケーブルもスピーカーも、プラグでさえ、同じ現象が起きています。

 

■趣味のことですから、個人的には、何でもよかれと思います。

超一流品しか扱わないのは、単に方針です。徹底的に最後までセッティングしていっても、余裕で持ちこたえるだけの品質のもの、つまり「超一流品」しか扱っていないというに過ぎませんので、プロ用にも色々ありますが、thomann S-75以下のものを否定するつもりはありません。ずっと小型スピーカーを使い続けられるかたは、プロ用の二流品も、ありです。ぼろい民生用よりは、よほどにそのほうがいいでしょう。

ただ、thomann S-75の商品説明を読んでいただければ分かりますが、WE以上のアンプというのは、これ「岩」です。「岩」は、容易にはゆるぎませんゆえ、スピーカーの買い換えを、いくら繰り返していっても、いくら回りの機材が高度になっていっても、余裕で持ちこたえるであろう、買い換えの必要は、以後、全くないであろうとは、言えます。

 

 

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