注意事項:)8423の3芯という独特の構造の持つ技術的な問題は、8423の現代版の説明をご覧下さい。ドイツの、ノイマンのマイク用に開発された、ノイマンのケーブルも、同じ構造です(糸までは入っていませんが)。それがいかにすごい構造なのか、分かっていただけると思います。
★これが現行モデルと、1950〜60年代の、オールドモデルとの違いです。この下の写真の左側、ロゴが非常にタイトに刻印されている、オールドモデルのほうに見られる、線材に寄り添っているかのように這わせてある「糸」のもたらす効果は何なのでしょう。音からは、非常にタイトなラッパの高域が、ほぼ生音のように、再現されてきます。
★注意事項:)間違いを修正します。線材に寄り添っていると私は書きましたが、外皮をむいてみたら、なんと、『線材の周りを全体的にぐるりと、綿?が取り巻いていました。』WEのスピーカーケーブルも綿が巻いてあります。8423オールドもそうです。こちらは線材に直接巻いてあるところが凄いです。この効果は一体全体何なのでしょう。3芯全体にそういう事をすると、どれほどコストが上がるのでしょう。今ではもはや、「製造不可能!」というくらいお金のかかる事なのでしょうね。
当時のケーブルのローターの長さからして、最低でも、100mはあった筈です。それだけの長さの糸を線材の横、絶縁体の内部に、線材とともに這わせていた事になります。切れ目を見たことは一度もありません。もろに100m途切れなく這わせてあった事になります。それにかかるコストは、一体全体、どれくらい上昇するのでしょう?
要注意事項:)オールド8423の本物の印は、そのロゴです。非常にタイトで小さめのロゴが、ケーブル全体に刻印されています。オールド8423詐欺も、これからはあり得ます。ロゴを写真に入れず、隠して売っているものには、決して手を出さないで下さい。
◎さて、この1950〜60年代の、オールドの8423だけは、本当にジャズの生音を必要としている、コアなジャズファンのかたに使っていただきたいと、切に願っております。それほどすごいものだからです。
以前少々販売していた時には、とてつもないコメントを多くいただきました。
我々はうかつでした。もう二度と売る事はなかろうと、商品ページごと削除してしまったのです。今では当時のコメントを読んでいただく事が出来ません。それは、非常に残念な事です。
もうこのページに入ってくるコメントは、消しません。残します。品切になる事は見えていますが、いつかまた、オールドの8423が入手出来る可能性がある限り。
■Belden社の歴史と8412、そして、Belden8423の存在
Belden社の歴史については、1900年頃、つまりウェスタンエレクトリック社がスタートした時期と、ほぼ同時期か、それより少し遅れて始まっています。ベルデン 8412がいつ頃から存在していたのかを、米国Belden社に問い合わせをしたことがありました。
その返答は、「8412がいつ頃からあったのか、我々も知らないほど、それほど古くから存在している。」という返答でした。ある米国のエンジニアのかたは、Belden 8412は、あまりにも長く米国のスタンダードだったので、他のケーブルを使うときには、それなりに考慮しなくてはならないと証言されています。
Belden8412と並行して同じ時代からBelden8423は存在していたものと思われます。あまりにも長くBelden8412、Belden8423が米国のスタンダードだったということは、放送局から流れてくる音すら、ハリウッド映画の音すら、Belden 8412、Belden8423的な音であることを意味しています。
それがBelden 8412、及び、Belden8423の正体です。だからといってそれが一番良いかどうかは別ですが、米国音楽、ジャズ、映画などを再生するには、Belden 8412、そして、Belden8423こそが、最良の一品であることは確かです。
■スターカッド接続のケーブルについて
モガミ、カナレの4芯の主流商品は、スターカッド接続です。これは2芯のケーブル、往年からあるBelden 8412等の、バランス転送の原理をそのまま応用して、磁界の影響を受けにくくして、ノイズを削減するという考え方のケーブルです。
それはそれで優秀なものなのでしょうが、アースがきちんと来ている環境であれば、8423などの3芯ケーブルのほうが、むしろ周波数特性に優れる可能性が大なのです。
これより先は、BELDEN ベルデン 8423(1950〜60 オールドモデル)の「お客様の声」とします。
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Aさんのコメント: ジャズも他のジャンルも・大化けした!!(ショッキングコメント!)
プロケーブル 様
こんにちは、甲府の○○です。
昨日、BELDEN 8423 オールドが無事に届きました。ありがとうございました。
早速、WZ4~thomannの88770を8423に繋ぎ換えて聴いてみました。
ジャズは、商品説明に書かれていた通りの変化で、
それも期待以上に違いが出たので驚きました。
最初は、少し控えめというか落ち着いた感じがしたのですが、それでいて熱量というか
エネルギーは増しているので、とても複雑に変化が表れているのを感じました。
それぞれの奏者の格調の高さが強く伝わってきました。
個人的には、説明文にあった
“ひょっとして、この当時からかなり後の米国音楽も
すべてそうなのでしょうか。”
という文章が気になって入手したので、ロック・ポピュラーも聴いてみました。
特に、音が良くなってきているのにもう一つしっくりこないというか
スッキリ身体に入ってこないな、と思っていたものを選んで。
そうしましたら、
・Barbra Streisand 「Guilty」(1980)
・Heart 「The Road Home」(1995)
・Robert Plant – Alison Krauss 「Raising Sand」(2007)
の三枚がとても好くなりました。
共通して、それぞれの奏者の表情がとても豊かに、自然に感じるようになったことで、
全体のハーモニーがとても美しくなりました。
あと、女性ボーカルにある”キン”とくるニュアンスが全然違って、
少し人工的な感じ(マイク通してるため?)だったところを感じなくなりました。
とにかく、それぞれの楽器が粒だっていながらの、あのハーモニーの快さには感激です。
もしかしたら、他国の音楽でも同じように違和感(というほど強くはないのですが)を
感じているものにも効くのではないか?と思いましたので、しばらく8423を着けっぱなしにして
ジャンル・国籍・年代にかかわらずに聞いてみようと思います。
(Cyndi Lauper のTrue Colorsは88770のほうがあっているように感じたので、88770のほうが
良いものは当然ながらあると思います。)
コアなジャズファン、というわけではない私には身の丈に合わないかなと思いましたが、
思い切って入手して良かったです。
今回も、ありがたい商品情報(メルマガ)をありがとうございました。
○○ ○○
プロケーブル注:)当店のメルマガは見逃せないのかもしれません。この超越的なる
8423オールドモデルは、実はメルマガで告知していたのです。それであっという
間にジャズファンのかたが殺到して売り切れてしまったというわけです。
皆さん、当店が書く事は、全て事実だと分かってみえるので、こういう現象が起きる
のかなと、皆さんに深く信頼していただいて、非常に嬉しく感じております。いつも
ありがとうございます。必ず再度の8423オールドの入手に成功したいと考えてお
ります。
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Bさんのコメント: 8423オールドで、限界を打ち破ったかのような、ジャズのさらに上の音が聞けた!
プロケーブル 様
宝塚市の◯◯です。
お久しぶりです。お変わりありませんか?
世の中、新型コロナウイルス感染防止のマスクで人の表情が見えない、嫌な日常風景になってしまいましたが、
御社は絶対にコロナ倒産などせずに、オーディオ地獄を彷徨う人を一人でも多く救う為、頑張ってください。
ところで先日、購入したベルデン 8423 Old Model を視聴しての感想と私なりの考察を
どうしてもプロケーブルさんにお伝えしたくてメールしました。
私はあれで XONE:92 と S-75 mk2 を繋いで DA11 と XONE:92 の間は音源の録音地に応じて
BELDEN, VITAL, MOGAMI を使い分けて聴いてみました。
いや~本当に素晴らしいです。
8423 Old Model を手にする前は、「もう行くところまで行きついたな」と思って聴いていました。
ところが 8423 Old Model はまだ更に上を聴かせてくれました。
まずは50-60年代のアメリカ録音のジャズを聴いてみました。
すると全楽器やヴォーカルが、音の帯域バランスは完璧のままで、更にくっきりと明瞭に
目の前(耳の前)に音像が立体的に浮かび上がったのです!
全ての楽器の音像のフォーカスが完璧に合って、以前は聴こえなかった、
或いは気づかなかった音が聴こえてきました。
次に試しに70-80年代のアメリカ録音のポップスやロックやフュージョンを聴いてみました。
これも良いじゃないですか!
音源からプリアンプを録音地に応じたケーブルで繋ぎ、プリからパワーを8423 Old Modelで繋ぐ。
これで決まりです。最高です。全楽器、ヴォーカルがくっきりと正確に表現され、その結果、
音像の定位も横方向、前後の奥行き共にこれまで何処で聴いたものよりも立体的になります。
つまり正しいのです。もし何かが間違っていたとしたら、何から何までこんなにも良い方向に変わる筈が無いからです。
メルマガを読んで「これは凄そうだ」と思って、御社のサイトの説明を読み、直ぐに注文して良かった。
予想通り、あっという間に売り切れてしまった 8423 Old Model 買っておいて本当に良かったです!
御社を知らないオーディオ・マニアの人達は本当に可愛そうですよね。
凄い金額と時間と手間を浪費して、一生かかっても正しい再生音には絶対に辿り着けないなんて。
本当にお気の毒としか云い様がありません。
ではまた、凄い物が見つかったら教えてください。
◯◯
プロケーブル注:)またまた、凄いコメントをいただきました。
米国のスタジオさんも、おそらく70年代までは、8423オールドのままだったのでしょう。
80年代ともなると、分かれるのではないかと想像しています。
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Cさんのコメント: 88770との比較&アレン&ヒースのフォノイコ、WEリード線の優秀性
札幌のラリビー倶楽部の〇〇です。
2017年5月に初めて貴社の製品の使用した感想を報告しましたが、今回はLPレコード再生の結果報告します。
切っ掛けは、ベルデン88770(銀ー銀)の購入です。アレン92とトーマンS100との接続は
当初から最近まで88760(金ー金)でした。
プラグワークの基本からすれば、もっと早くするべきでしたが、音に特に不満がなかったので、
そのままになっていた訳でした。この時一緒に8423オールドの販売を知り、この際にと、
両方の購入し、結果88770使用時との比較も兼ねた報告になりました。
60年代〜70年代のアメリカ(フォークSSW系・ロック等)音楽の米盤(輸入)レコードも
多少所有していますので、8423オールドが使用が可能かと期待を持って試聴しました。
もちろん50〜60年代のジャズも好きで、レコードもそれなりにありますが、
コア・ジャズファンから今後、報告があると思いますので、そちらはお任せするとしました。
初めに確認(前提)の意味で、私のレコード再生のシステム環境は、
・200V仕様・アース付き:ダウン&アイソレーッション電源トランス3000W
・Y社GT2000(アーム+外部電源+ピンコードの当時の三点オプション使用)と
・WEカートリッジ用リード24GAメッキ単線+シュアV15MR
・アレン92
・トーマンS100~左右2台
・SWはEVのTX1181(2台)をベリンガーCX2310とトーマンS100で適時使用
・スピーカーコードWE14GAを7M弱
・米国A社製の年代物同軸38センチ2ウェイ(もちろん結界スピーカースタンド使用〜少し変則的に)
です。そしてアレンとトーマンの接続に88770とオールド8423を交互に交換し、
その再生音を3グループに分け比較しました。
最初のグループは
①62年PPM『PPM』
⓶68年THE BAND『Music From Big Pink 』
③69年Laura Nyro 『 New York Tendaberry 』
④74年JJ -Cale 『Okie』以上は米盤。
⑤66年Bob Dylan『Blonde On Blonde 』これのみ日本盤。
結果は⑤以外、オールドの方が過去最高水準の音になりました。
ただし、88770が劣るということでは全くなく、
ソフトの内容解釈〜音の表現の好みのレベルです。
①〜④も88770でもオールドがなければ、ベストな再生です。
2番目グループは
①70年はっぴい・えんど『はっぴい・えんど~ゆでめん:URC初盤』
⓶72年吉田美奈子『扉の冬:ショーボート盤』
③73年細野晴臣『Hosono House:ベルウッド初盤』
日本盤グループは8423オールドの使用は場違いと思われたのですが、
結果は大正解でした。
特に①は力感溢れ人物がスピーカーから飛び出るといった感じの未体験の出来事でした。
⓶③も過去最高水準の再生音で、感動の連続でした。
もしかしたら、この年代の他URC盤の使用も大穴かもしれません。
ただし、レーベル自体、知名度が低く、若い皆さんには分からないかもしれませんが。
3番目グループは日本のジャズで
①74年山本剛『ミスティ:スリー・ブラインド・マイス盤』
⓶78年山本剛『ミッドナイト・サン:スリー・ブラインド・マイス盤』
この二枚は同じレーベルでレコーディング・エンジニアも同じ人ですが、
なぜか結果は、①が過去最高水準の音でしたが、⓶は⓵のようにはなりませんでした。
88770の方が良いのです。
今回の比較で一番の謎になりました。素人の私に解明できるはずがないのですが、
レコードメモから、スタジオが
①は東京のアオイ・スタジオ〜モニターSPがALTEC604Eに対して
⓶が音響ハウス・スタジオ〜モニターSPがJBL4331と、これが大きく違う箇所であり、
且つ、2番目グループ『はっぴいえんど』もスタジオがアオイ・スタジオで
最高の再生音だったことから、『ミスティ』もおそらく同じシステムで録音されたと思われ、
それが結果に通じたと推察しています。大変興味深い事実です。
まとめとして、改めてアレン92の内臓フォノ・イコの性能の高さ・
WEカートリッジ用リード線の性能を確認しましたが、世間一般だけでなく
貴社ユーザーの中にも、CD再生音(勿論Mac等使用)より柔らかい・暖かい等の
イメージを持つ方が多いと思いますが、私のシステムでは、ほとんど変わりません。
擦り傷等に起因するもの以外、無音時のSN比も高く普段の音量では、
あまりこの差を意識したことはありません。
今回のテストの中では、さらに際立ちました。
当たり前ですが、他の所では聞いた事がありませんでした。
他の皆さんの報告が楽しみです。
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Dさんのコメント: 8423オールドモデルは、映画の音も凄かった!!!
埼玉県入間市の〇〇です。
プロケーブル様
いつも大変お世話になります。
早速、OLD8423を送って頂き有難う御座います。丁寧な梱包で届きました。
1950年代~60年代に制作されたケーブルには全く見えません。
色落ち、退色も無く、昨日、制作されたかの様な、新品同様のケーブルに
見えます。BELDEN8423の白抜きの文字が黒いケーブルにクッキリと
映えます。見ているだけで、期待に胸が高鳴ります。
現在使用中のケーブルは、現代版の8423です。88770も所有してますが
比較視聴の結果、古いJazz再生では8423に決まりです。
今回、OLD8423の再入荷を知ってオーダーしました。以前メルマガで
周知されましたが、その時は残念ながら、入手を逃してしまい、再入荷を
首を長くして待っている状況でした。再入荷を知って、直ぐオーダーしました。
新8423と、OLDを入れ替えた結果です。
一聴して音圧が3dB上がって聴こえます。音の傾向は新8423と、
同一線上に在ると思いますが、OLDはよりナチュラルです。
ビッグバンドのブラスの咆哮が・・・超気持ちいい~~ー。細かな動きが
手に取るように解ります。ブラスのハーモニーがミルフィーユ状に重なって
目の前に広がりました。全ての帯域で自然で、どの楽器も魅力的に鳴ります。
これまでのケーブルは何れも、小さくハム音が乗っていましたが、OLD8423は全く聴こえません。
これって不思議ですね。予想していたより遥かに現代版、とOLDの違いが存在するようです。
そして、映画の音が凄かった!!!
Unbroken不屈の男・・・爆撃機が戦闘機に遭遇、下から、横から機銃掃射の
射撃音が凄まじく、足元から弾が撃ち込まれる衝撃音に体がすくみました。
Terminator (New Fate) 貨物機に乗るサラに、未来から来た
ターミネータ(REV-9)に軍用機を体当たりされる場面では、空中を火達磨になって降下する中、
凄まじい衝撃音が響き、壊れながら落ちてゆく貨物機の中で、ターミネーター二人が繰り広げる、
格闘の音が空気を振動させ、大スケールで再生された。
静かな森の中、鳥のさえずりが小さく聞こえる中で、交わされる二人の会話が、
実に自然です。銃撃音やダイナミックな風圧を伴う重低音も両方どちらも
苦も無く再生してしまうOLD8423ケーブルに脱帽です。
プロケーブル様 素晴らしいケーブルを我々に届けて下さって、有難う御座います。
本当に感謝しています。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します
〇〇
BELDEN ベルデン 8423(1950〜60年代のオールドモデル)
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ベルデン(Belden)8423、 ベルデン(Belden)の歴史的プロ用最高峰のマイクケーブルが8423です。オーディオ用にもベルデン8423 |
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